米体操女子シモーン・バイルス選手、2年ぶり復活の大会で優勝

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シモーン・バイルス選手が約2年ぶりに大会に出場した/Stacy Revere/Getty Images

シモーン・バイルス選手が約2年ぶりに大会に出場した/Stacy Revere/Getty Images

(CNN) 2021年東京オリンピック(五輪)体操女子で金メダルを期待されながら途中棄権した米国のシモーン・バイルス選手(26)が5日、約2年ぶりの大会に出場して優勝を果たした。

バイルス選手は米シカゴ近郊で開催された国内大会で、ジョーダン・チャイルズ、リアン・ウォンら有力選手を抑え、総合1位となった。跳馬で喝采を浴びて15.4の高得点をマークしたほか、平均台14.8、ゆか14.9が1位。段違い平行棒が14.0で3位だった。

大会への出場は東京オリンピックでの棄権以降、初めて。ゆかでは自身の名がついた大技「後方伸身2回宙返り半ひねり」、跳馬では女子最高難度の「屈身ユルチェンコ2回宙返り」を披露した。

バイルス選手は復活の大会で優勝を遂げた/Erin Hooley/AP
バイルス選手は復活の大会で優勝を遂げた/Erin Hooley/AP

バイルス選手は、オリンピックと世界選手権で米体操選手としては最も多い通算32個のメダルを獲得したスーパースター。東京オリンピックでの棄権については、競技中に空中で方向感覚を失う「ツイスティーズ」に陥るためだと告白し、その後も「体操をするのが怖い」と話した。しかし最近はSNSに「もう大丈夫」と投稿し、競技再開へ向けた高揚感に言及していた。

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