ブラックピンクのリサさん、中国SNSでページ削除 パリでバーレスク出演の後
香港(CNN) 韓国の女性グループ「ブラックピンク」のスター、リサさんのページが中国SNSの微博(ウェイボー)上で削除されたとみられることが分かった。リサさんは9月に仏パリのバーレスク(際どい踊りなどを含むショー)に出演し、規制の厳しい中国のインターネットで激しい議論が巻き起こっていた。
リサさんはタイ出身。1日午後の時点で、リサさんの公式アカウント「@lalalalisa_m」は検索不能になっている。
代替ページには「法令や関連する微博のコミュニティー管理規則に違反しているとの苦情が寄せられたため、当該アカウントはもう閲覧できません」との文言が表示されている。
苦情の内容は不明だが、中国のインターネット企業は検閲規則に違反していたり、あるいは単に過度の論争を招くページを停止または削除するケースが多い。
リサさんはアカウント削除に先立ち、パリの「クレージーホース」で5回の公演を行っていた。クレージーホースはパリ有数のバーレスク劇場だが、リサさんの公演はアジアの保守的な地域で物議を醸す結果になった。
CNNはウェイボーやリサさんの所属レーベル「YGエンターテイメント」にコメントを求めている。
ブラックピンクの他のメンバーのアカウントは残っている。
K―POPの人気グループであるブラックピンクは2016年のデビュー後、一躍国際的な名声を得た。
リサさんはグループ唯一の非韓国系メンバーで、中国ではダンス関係のリアリティー番組にコーチとして出演した経歴から特に高い人気を集める。
中国の微博上では、クレージーホースに関わったリサさんの判断を疑問視するユーザーと、出演を支持するユーザーとの間で激しい議論が交わされた。