米ワーナーとパラマウントのCEO、合併の可能性について協議
(CNN) 米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのデービッド・ザスラフ最高経営責任者(CEO)とパラマウント・グローバルのボブ・バキッシュCEOが19日に会談し、合併の可能性について協議を始めたことが分かった。事情に詳しい情報筋2人がCNNに明らかにした。
この二大メディア企業が合併すれば、両社の傘下スタジオのほか、CBSやCNNその他のケーブルテレビ資産を包括する巨大なエンタメ・ニュース会社が誕生する。
協議はニューヨーク市タイムズスクエアにあるパラマウントのグローバル本社で、昼食を取りながら行われた。米ネットメディアのアクシオスが最初に報じた。
ワーナーとパラマウントの広報担当者はコメントを控えた。
両社の合併でメディア業界に再び衝撃が走る可能性もあるが、協議自体は意外なことではない。ザスラフ氏はディスカバリーで複数の買収を手掛け、最近ではワーナー・ブラザース・ディスカバリーのコンテンツメニューを拡充する追加資産の取得に言及している。
一方、パラマウントは現在のメディア環境で生き残るため、戦略パートナーを必要としている。パラマウントの親会社ナショナル・アミューズメンツの後継者であるシャリ・レッドストーン氏は、持ち株の売却について協議を進めていると報じられている。