当該の祈祷書はパーがヘンリー8世に贈ったもので、現在は英イングランド・ストークンチャーチのウォームズリー図書館に所蔵されている。1544年に印刷され、「悔い改めや知恵、敵の破壊を求める祈りや、王自身や軍隊のための祈りが含まれている」(ホワイト氏)という。
ホワイト氏は「祈祷書を読んでいたヘンリー8世に何か気がかりなことがあったのは明らか」と語る。ホワイト氏は4つの詩編の余白に計14の書き込みを発見した。
ヘンリー8世は2人目の妻、アン・ブーリンと結婚するために英国教会をカトリック教会から分離させたことで知られる。
祈祷書の一節には、神の罰によって語り手が「衰弱」したとの言及がある。当時のヘンリー8世自身、健康状態が悪化していた。
「ヘンリー8世は神の罰で体調が悪化しているのではないかと心配していた」とホワイト氏は解説する。