50年後、ジョブズ氏は人々の記憶から消える? 人気作家
「(ジョブズ氏の)アイデアはどれも他人のアイデアの受け売りだ。彼はただ最初に公表したにすぎない。また何でも自分の手柄にした。まったく恥知らずだ。彼は非常にすばらしい実業家であり企業家だったが、同時にまれに見る自己推進者だった」
しかし一方でグラッドウェル氏は、ウォルター・アイザックソン氏が著したジョブズ氏の伝記に興味をそそられたと語った。グラッドウェル氏が特に興味を持ったのは本の終盤、ジョブズ氏が死の床につきながらも、デザインが気に入らないという理由で酸素マスクの装着を拒否した場面だという。
グラッドウェル氏は「彼にとっては(マイクロソフトのOS)『ウィンドウズ』で最後のメールを送るようなものだったのだろう。誰でも超えられない一線というものがある」と述べ、観客の笑いを誘った。