グーグルのシュミット会長、自社株を売却へ
ニューヨーク(CNNMoney) インターネット検索大手の米グーグルのエリック・シュミット会長が、保有する自社株式の売却を計画している。
グーグルが8日に米証券取引委員会(SEC)に提出した書類によると、シュミット氏は最大320万株を売却する計画で、8日の終値をもとに算出した売却額は約25億ドル(約2320億円)に上る。
売却後、シュミット氏の保有株式は、発行済株式数の1.3%に当たる440万株となり、議決権比率は5%となる。これは、昨年末時点で同氏が保有していた数の半分強に当たる。
昨年末時点のシュミット氏の保有数は760万株で、議決権比率は8.2%だった。
今回の売却は、昨年11月にグーグルが承認したシュミット氏の株式売却計画の一環だ。SECに提出した書類の中で、グーグルは、「この売却計画により、エリック(シュミット氏)は投資ポートフォリオの多様化を図る。また1年間に複数回取引を行うことにより、市場への影響を抑える」と述べている。