ツイッターと世論に「ずれ」 米調査機関が指摘

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こうした傾向は、ツイッター利用者の構成を考えれば説明がつきそうだ。一般市民全体に比べると若い年代が多く、民主党支持者が多い。2012年の統計では、ツイッターにニュースを投稿する成人利用者の半数が30歳未満で、57%が民主党員または同党支持者だった。成人全体の中で30歳未満が占める割合は23%、民主党員または同党支持者は46%にすぎない。

ただ、ツイッターが常にオバマ大統領や民主党の味方をするとは限らない。2期目の就任演説を「良かった」と評価する声は、世論調査で48%を占めたが、同様のツイートはわずか13%だった。また、ケリー国務長官の指名に対する意見は世論調査で賛成39%、反対36%、中立が26%と割れたのに対し、ツイートは賛成6%、反対32%、中立62%という分布になった。

これらは、ツイッター上の発言の特徴から説明がつく。世論調査と違って、利用者はそもそも自分が重要だと感じる話題についてしか発言しない。全体として好意的に受け止められている出来事でも、大多数の人が言及せず、強い不満を持つ少数派ばかりが発言すれば、数字は逆転する。例えば、オバマ大統領再選についてのツイートは1400万件近くあったが、ケリー長官任命を取り上げたツイートはわずか7万件だった。

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