北朝鮮公式サイトで相次ぎ乗っ取り、金正恩氏の風刺画も

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北朝鮮のサイトがハッキング被害

(CNN) 北朝鮮の公式サイトやソーシャルメディアの公式アカウントが4日、相次いで何者かに乗っ取られた。ハッカー集団「アノニマス」の関与も指摘されている。

写真共有サイト「フリッカー」では北朝鮮の公式アカウントに金正恩(キムジョンウン)第1書記の風刺画像などが掲載された。この中には、金第1書記に豚の鼻と耳を付けた「指名手配」画像もあり、「ICBM(大陸間弾道ミサイル)と核兵器で世界の平和を脅かす」と書かれていた。

北朝鮮の公式宣伝サイト「Uriminzokkiri」は米国時間の4日午前現在、つながらない状態になっている。ツイッターの公式アカウントも乗っ取られた様子で、Uriminzokkiriやフリッカーなどの北朝鮮サイトを攻撃したとする声明がツイッター上に掲載された。同アカウントの表紙画像も入れ替えられ、ハッカー集団アノニマスのシンボルの面を付けた集団が写っている。

IT情報サイトの米CNETによれば、アノニマスは先週の時点で、Uriminzokkiriのサイトからアカウント情報を流出させたと公言。北朝鮮が核の製造と核の脅しをやめない限り、サイト攻撃を続けると予告していた。

さらに同集団は、金第1書記の辞任、北朝鮮の民主化、検閲なしのインターネットアクセスなどを要求していたという。

アノニマスは2011年に大手企業や政府機関などを狙ったサイバー攻撃を繰り返して注目された。

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