iPadの中古市場への流通量が増加 新機種発表を前に
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルが主力のタブレット端末「iPad(アイパッド)」の新型機種を今週発表するとみられるなか、中古市場に出回るiPadの数が増えつつあるという。これは下取り価格の下落を意味しており、売りに出すことを考えている消費者は素早く行動した方が良さそうだ。
中古機器取り扱い大手のガゼルによれば、アップルが先週、現地時間22日に発表会を開催すると明らかにして以降、中古のiPadを下取りに出す顧客の数が増えたという。今では、同社のウェブサイトで取引される機器の20%をiPadが占めている。1週間前にiPadが占める割合は11%だった。
新しいiPadには、より強力なプロセッサーや性能の良いカメラ、新しい「iPhone(アイフォーン)」に搭載された指紋認証機能などが採用されるとの見方が出ている。同じく中古機器を取り扱っているネクストワースでも、下取りの量が3倍に増えたという。
下取りに出すことを考えている消費者は素早く行動した方が良さそうだ。中古市場へ流れるiPadの量が増えたということは、中古価格の下落を意味するからだ。
昨年のネクストワースのデータによれば、アップルが10月に新型タブレットを発表すると価格は4%下落した。そして、11月に新型iPadが店頭に並ぶころにはさらに10%値段が下がったという。