中国アリババ、米で上場へ フェイスブックに次ぐ大型案件
ニューヨーク(CNNMoney) 中国のインターネット大手アリババ集団は16日、米国の株式市場に上場する計画を発表した。報道によれば、150億ドル(約1.5兆円)の調達を見込んでいる。
実現すれば、2012年の上場で米史上3番目となる160億ドルを調達した米フェイスブックに次ぐ規模となる。フェイスブックなどと異なり、アリババは既に黒字化を果たしている。
同社はこれまで香港での上場について当局と交渉を進めていたが、ガバナンスを巡る問題がネックとなっていた。
米国で上場すれば、「グローバル化の推進と透明性の向上、長期的展望や理想の追求が可能になる」と説明している。
上場の時期や主幹事となる金融機関、ニューヨーク証券取引所とナスダックのいずれに上場するかなどは発表していない。
アリババは「中国のアマゾン」とも呼ばれ、米アマゾン・ドットコムのようなネット通販事業やネット決済サービスなどを提供している。
米ヤフーも同社に出資しているが、アリババは最近、ヤフーが保有していた株式の相当数を買い戻していた。
中国のネット企業では、短文投稿サイトを運営する新浪微博(ウェイボ)も14日、ニューヨーク証券取引所に上場する計画を発表している。