「グーグルグラス」、米で1日限定の一般販売へ
(CNN) 米グーグルは、眼鏡型端末「グーグルグラス」を15日の1日に限って米国で一般向けに販売する。
販売は米東部時間の15日午前9時から開始する予定で、購入できるのは米国内の成人のみ。値段は1500ドル(約15万円)。販売数には限りがあり、グーグルのサイトに登録しておくとお知らせが届くという。
これまでは一部の開発者などを対象に先行発売され、アイデアを募る懸賞などを通じて徐々に提供対象を広げていたが、一般向けの販売は初めて。
同製品を巡っては未来のコンピューターと称賛する声がある一方で、プライバシーの侵害が懸念され、間抜けに見えるとやゆする声もあった。バーや飲食店は使用を禁止し、脇見運転とみなされて違反切符を切られた人もいる。
グーグルグラスは眼鏡の右上部分に小型ディスプレーを搭載し、インターネットに接続して位置情報を入手したり、速報やコンテンツを表示するといった使い方ができる。操作は音声または側面の小型タッチパッドで行う。
最も物議をかもしているのは小型カメラで動画や写真を撮影できる機能。撮影中であることを示すランプはない。
グーグルなどは、プライバシー懸念を払拭(ふっしょく)するためにはグラスのことをもっと知ってもらう必要があると訴えていた。