iPhone 6、好きな点と嫌いな点
iCloudではまた、「フォトストリーム」を使って自分の写真のバックアップが取れるという。しかしそれを管理する方法ははっきりせず、iCloud.comのサイトにもフォトストリームは存在しない。貴重なストレージを節約するため、iPhoneではなくiCloudに写真を保存したい場合はどうすればいいのだろう。
6)iOS 8
検索機能の「Spotlight」や、メッセージを開かなくても返信できるテキスト通知機能、カメラソフトウェアなど、iOS 8には本当に便利な機能も幾つかある。加えて以前からあるコントロールセンターや、フェイスブックとの連携、FaceTimeなども素晴らしい。
だがiOS 8には憎むべき点も多数ある。設定には耐えられないほど長い時間がかかり、質問やオプションや通知があまりに多い。Siriはいまだに特に役に立つことはしない。通知センターにアクセスしたり消したりするのに不要な手順が増えたのも迷惑だ。通知センターにある「ウィジェット」も使ってみたが、特に役に立つと思えるものはなかった。
コンパス、「ヒント」、地図、Passbookなど、最初から入っている無駄なアプリも多い。連絡先、FaceTime、カメラアプリなど、ほかの場所からアクセスできるアプリも余計だ。しかもこうしたアプリは削除したり隠したりすることができない。唯一の方法として、「ごみ」というフォルダーを作ってまとめて入れれば、画面を掃除できる。
結論として、iPhone 6は美しく、素晴らしくよく出来たスマートフォンで、世界一のカメラなどの優れた機能を持っている。しかしアップルのソフトウェアのせいで、iPhone 6は完璧なスマートフォンになり切れていない。