現実世界でポケモン探し、スマホユーザーに警察署が注意 豪
(CNN) 現実世界でポケモンを捕まえて遊ぶスマートフォン向け新作ゲーム「ポケモンGO」のファンが世界各地に出没し、オーストラリアの警察を悩ませている。
ポケモンGOは、エッフェル塔や新宿駅など世界中の実在の場所でポケモンを捕まえたりアイテムを獲得したりできるゲーム。オーストラリア北部準州ダーウィンの警察署も舞台の1つ。
しかし北部準州警察消防緊急サービス局はフェイスブックを通じ、ポケモンを追って警察署内に入ってこないでほしいと呼びかけた。建物の中に入らなくても、近付くだけでアイテムは獲得できるとしている。
同ゲームはスマートフォンのGPS機能を利用して、ユーザーがポケモンに近付くと知らせてくれる仕組み。カメラを起動するとポケモンが現れ、「ポケボール」をスワイプすると捕まえられる。
しかしユーザーがポケモン追跡に夢中になるあまり注意が散漫になったり、危険な場所に立ち入ったりすることを危惧する声もある。ゲーム内でも注意喚起され、北部準州警察は「道路を横断する際は電話から目を離して顔を上げるように」と促した。
ポケモンGOはナイアンティック社と任天堂などが共同で制作した。「公園やショッピングセンターや遊歩道や田園など、世界中に生息するポケモンが捕まえられる」といい、米サンフランシスコのウォーターフロントにもピカチュウなどのポケットモンスターが隠れているらしい。