米新興企業、「空飛ぶ車」の試作品披露 年内に発売へ
ニューヨーク(CNNMoney) 米新興企業キティホークは24日、公開した動画で「空飛ぶ車」の試作品を披露した。年内に発売できる見通しだという。同社にはグーグルの共同創業者ラリー・ペイジ氏が出資している。
試作品が披露された「キティホーク・フライヤー」は、水上から垂直に離発着できる超軽量機。動画では小型のプロペラを使って湖の上を飛行する姿を紹介している。機体は車というより翼の付いたジェットスキーのように見える。
年内には発売できる見通しで、米連邦航空局からも「非密集地域」での飛行を許可されたという。使用するのに操縦士の免許は不要。価格はまだ発表されていない。
ペイジ氏はニューヨーク・タイムズ紙に寄せた談話で「非常に近い将来、キティホーク・フライヤーに乗って手軽な個人飛行が実現できると思うとわくわくする」とコメントした。
報道によると、ペイジ氏は1年ほど前、同社に1億ドル(約110億円)以上を出資していた。
空飛ぶ車はほかにも複数の企業が開発を進めている。25日には米配車サービス大手のウーバーが、空飛ぶ車のプロジェクトに関する発表会を予定している。