不祥事続きの米ウーバー、カラニックCEOが辞任
ニューヨーク(CNNMoney) 米配車サービス大手ウーバーのカラニック最高経営責任者(CEO)が20日、辞任した。同社では不祥事が相次ぎ、複数の幹部らが辞任していた。
カラニック氏は先週、母が事故死したことを理由に、無期限で休職すると表明した。しかし同氏の指導力を疑問視する声は収まらず、辞任を求める投資家の圧力は強まるばかりだった。
同氏は20日夜、ウーバーの報道担当者を通して声明を発表。「私は世界の何よりもウーバーを愛している。ウーバーが立て直しに取り掛かれるよう、投資家の皆さんの要請を受け入れることにした」と述べた。
同社はセクハラ問題への経営陣の対応などに関する調査の指揮をホルダー元司法長官に依頼していた。ホルダー氏が先週発表した報告書には、社内でのカラニック氏の役割を見直し、取締役会の監視を強化するなどの提言が盛り込まれていた。