米GM、ニューヨーク市で自動運転車の実験 来年初めにも
ワシントン(CNNMoney) 米ゼネラル・モーターズ(GM)が来年初めにニューヨーク市で自動運転車の走行試験を実施することが19日までに分かった。GMの自動運転車部門のクルーズオートメーションが明らかにした。
ニューヨーク州では州法が運転手に対し常に手をハンドルに置いておくことを求めていることなどから、ニューヨークでの試験はこれまで限定的だった。
しかし、5月にクオモ州知事が、公共の道路での完全な自動運転車の試験について許可する1年間の試験プログラムを発表していた。
専門家の多くは、一般社会で最初に自動運転車が利用できるようになるのはアリゾナ州だとみている。天候が良く、道路の状況もより単純だからだ。また、郊外で心配する必要のある歩行者や自転車の数も少ない。
しかし、GMでは厳しい状況で車を試験するのが普通だ。同社はすでにサンフランシスコで試験を行っている。
NY市ではアグレッシブな歩行者やドライバーに対処する必要がありそうだ。
自動運転車が一般的になり、社会の中で利用されるようになるのがいつ頃なのか、まだ共通認識は生まれていないが、多くの自動車メーカーや科学技術関連企業は、2020年ごろとみている。