ポケモンに接近、横からの姿も 機能強化で「ポケモンGO」人気は回復するか
サンフランシスコ(CNNMoney) 2016年に世界で大ヒットしたスマートフォンゲーム「ポケモンGO」の更新版が間もなく公開される。拡張現実(AR)機能を大幅に強化して遠近感や立体感を高め、人気の回復を狙う。
ポケモンGOの更新版は、米アップルのiOSを搭載したスマートフォンのiPhoneやタブレット端末のiPad向けに自動的に配信予定。今回はセンサーやGPSの位置情報を活用した機能の向上が盛り込まれた。
新機能の「AR+」を有効にすると、現実世界との融合性が高まり、例えばユーザーのいる場所からの距離に応じて画面に現れるポケモンが大きくなったり小さくなったりする。ポケモンは3Dで表示され、ユーザーが回り込むと横からの姿を見ることもできる。地面には草が生えているように見える。
ポケモンに気づかれないようにこっそり近付いて、驚かせないように捕まえられればボーナスがつく。
ポケモンGOは米ナイアンティックが開発したゲームで、ARやスマートフォンのカメラ、GPSを駆使して現実世界にアニメを重ね合わせ、さまざまな種類のポケモンを捕まえる。
世界中のあらゆる場所がポケモンの舞台になったことから、イランで「治安」を理由にポケモンGOが禁止されたり、ロシアの教会で遊んだユーザーが宗教的憎悪をあおった罪に問われたりするなどの騒ぎも巻き起こした。
アップルは、独自のARアプリを作成できる開発ツール「ARKit」も公開しているが、これまでのところ、ポケモンGOほどのヒット作品は登場していない。