話題の高性能ロボット犬、量産間近 気になる就職先は?
昨年は、車輪付きの防犯ロボット「スティーブ」が米首都ワシントンの商業施設でパトロールの仕事に就いてわずか数日後、噴水の池に転落してニュースになった。
ボストン・ダイナミクスがそうした課題を克服できないというわけではない。レイバート氏の提案は理にかなうものもあり、スポットミニが捜索救助活動を行う様子は想像できる。この分野では、ヘビ型ロボットや昆虫のようなロボットの集団に注目が集まりつつある。
だが最もエキサイティングな可能性としてレイバート氏は、スポットミニを、スマートフォンOSのような「ロボット版のアンドロイド」とする構想を描く。アプリ開発者がスマートフォンの使い勝手を向上させているのと同じように、他社にソフトウェアやハードウェアを開発してもらってロボット犬の機能を向上させたい考えだ。
それが実現すれば、スポットミニは必死で就職活動をしなくても済むかもしれない。