米アップル、「iOS14」発表 ホーム画面の機能を刷新
ニューヨーク(CNN Business) 米アップルは22日、開発者向けの年次会議「WWDC」で、iPhone(アイフォーン)向けの次期基本ソフト(OS)「iOS14」の詳細を明らかにした。ホーム画面の新機能追加など大幅なアップデートを施したとしている。
発表の中でアップルは、ユーザーのホーム画面のアプリをカテゴリーごとに自動で整理する「アップライブラリー」の機能を紹介。
アプリをインストールせずに必要なときだけアプリの機能を利用可能にする「アップクリップ」も追加した。この機能によりスクーターをレンタルしたりレストランで食事したりするときに、各サービスの「アップクリップ」を立ち上げて決済することができるようになるという。決済には「アップルペイ」を利用する。
このほか「カーキー」と呼ばれる機能は、文字通りデジタル版の車のキーとして端末を使用できるというもの。当面は2021年型のBMW5シリーズがこの機能に対応する。
「カーキー」機能で、iPhoneを車のキーとして利用できるようになる/Apple
「ピクチャー・イン・ピクチャー」機能の導入により、動画を視聴し続けながら他のアプリを利用することもできるようになった。動画を移動させたり画面外にスワイプしたりしても音声は聞こえる仕組みだ。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今年のWWDCは初めて完全にオンラインでの開催となった。