ゲイツ氏がエプロン姿でケーキ作り、親友バフェット氏の90歳祝い
ニューヨーク(CNN Business) 米マイクロソフト創業者で大富豪のビル・ゲイツ氏が30日、親友の大富豪ウォーレン・バフェット氏の90歳の誕生日を祝って、エプロン姿でケーキを作るユーモラスな動画を公開した。
ゲイツ氏はカリスマ主婦マーサ・ステュワートよろしく、「オレオ」のクッキーをあしらったおいしそうなケーキを完成させている。BGMに流れるのはランディ・ニューマンの「君は友だち」。完成したケーキの表面には、チョコレートのアイシングでバフェット氏の似顔絵が描かれていた。
ゲイツ氏は出来上がったケーキにナイフを入れると、切り取った1片を皿に載せてフォークを添え、オレオの粉末で描いた「90歳の誕生日おめでとう、ウォーレン」のメッセージの隣に置いた。
バフェット氏は恐ろしいほどの甘いもの好きで、毎日コーラ6缶を飲み干すことで知られる(コカ・コーラにも多額を投資している)。同氏が経営するバークシャー・ハサウェイは、製菓会社シーズキャンディーズの株も保有する。
ゲイツ氏のケーキは、バフェット氏との友情を祝う特別な贈り物だった。2016年のブログの中でゲイツ氏は、バフェット氏が大好物のオレオクッキーを朝食代わりに食べていたというエピソードを披露している。
Happy 90th birthday, Warren! pic.twitter.com/8nH2EulTR4
— Bill Gates (@BillGates) August 30, 2020
「ウォーレンが6歳だった時の好物を食べ続けていると知って驚いた」「初めて我が家に滞在した時は、オレオの袋を開けて朝食に食べていた。私の子どもたちはすぐ、自分たちも欲しいと要求した。子どもには悪い例を見せているのかもしれないが、その食事のおかげで彼はうまくいっている」
両氏の出会いは1991年7月5日にさかのぼる。当時マイクロソフトの最高経営責任者(CEO)だったゲイツ氏の母が、ワシントン州フッドカナルにある一家の別荘にゲイツ氏とバフェット氏を招待した。
最初は気が進まなかったというゲイツ氏だが、最初に会話した瞬間から深い友情で結ばれたと回想している。