インスタグラム、攻撃的なコメント隠す機能を試験導入
(CNN Business) インスタグラムは6日、ネットいじめ対策の一環として、攻撃的とみられるコメントを自動的に非表示とする機能を試験的に導入すると発表した。
過去に通報されたコメントの情報に基づき、既存の人工知能(AI)システムを使っていじめや嫌がらせの言葉を検出する。
対象となったコメントは、送られたユーザーが「非表示のコメントを見る」という操作を選べば表示することもできる。
また、攻撃性が疑われるコメントを繰り返し投稿したユーザーに対しては修正を促し、従わない場合はコメントの非表示やアカウント削除などの措置を取ることがあるとの警告を出す方針も示した。
インスタグラムのアダム・モッセリ最高経営責任者(CEO)は2年前の就任以降、ネットいじめ対策を掲げてきた。これまでにも、攻撃的と取られかねないコメントが投稿される前に警告を表示する機能や、特定のユーザーからのコメントを投稿者以外には表示されないようにする「リストリクト」機能などを打ち出してきた。
インスタグラムは、警告機能によってコメントを編集したり、投稿を中止したりするケースがかなり増えたと述べたが、具体的な数値などは公表していない。
ツイッターも今年、有害な言葉が含まれている可能性のあるコメントが書き込まれた場合、公開前に修正を促す機能を導入している。