バイデン氏、トランプ大統領の新型コロナ感染は「本人の責任」

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バイデン前副大統領はトランプ大統領が新型コロナウイルスに感染したのは本人の責任との見方を示した/Getty Images

バイデン前副大統領はトランプ大統領が新型コロナウイルスに感染したのは本人の責任との見方を示した/Getty Images

(CNN) 米大統領選の野党・民主党候補、バイデン前副大統領は5日夜、遊説先の米フロリダ州で、トランプ米大統領が新型コロナウイルスに感染したのは本人の責任との見方を示した。

バイデン氏は同州マイアミでの市民集会で、「マスクや対人距離の確保は重要でないという主旨の発言をしながら感染する人は、自分自身に起きることに対して責任があるというのが私の考えだ」と述べた。

トランプ氏の感染が2日に判明してから、バイデン氏が同氏に向けて発した最も直接的な批判といえる。

バイデン氏は壇上でマスクを掲げ、「このマスクを着けることは私自身を守るというより、愛国心に基づく責任と考える」とも語った。

トランプ氏が退院の直前、ツイッターで「新型ウイルス感染症を恐れるな。生活を支配されるな」と呼び掛けたことについては、「新型ウイルスが問題ではないと解釈する人がいないことを願う」「これは深刻な問題だ。国際的なパンデミックだ」と強調した。

バイデン氏はここ3カ月間、週に3回は電話やオンライン会議で専門家の話を聴いてきたと話し、トランプ氏の行動からみて感染は「驚きではない」との認識を示した。

さらに、米国内ではこれまでに21万人を超える死者が出ていると指摘。「このまま何も変わらなければ、年末までにさらに20万人が亡くなる。そんなことになれば、第2次世界大戦で4年間に出た死者の数を1年で上回ることになる」と訴えた。

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