米大統領候補討論会、次回から形式変更へ 「秩序だった議論」徹底

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米大統領候補討論会委員会(CPD)が残りの討論会の形式を変更する方針を示した/Win McNamee/Getty Images

米大統領候補討論会委員会(CPD)が残りの討論会の形式を変更する方針を示した/Win McNamee/Getty Images

(CNN) 米大統領候補討論会委員会(CPD)は9月30日、前夜に民主党候補バイデン前副大統領とトランプ大統領の間で行われた第1回討論会が大混乱に陥ったことを受け、残りの討論会の形式を変更する方針を示した。

CPDは声明で、テレビ討論会は米国の有権者のために主催していると説明。「昨夜の討論を受け、各争点についてより秩序だった議論を行えるよう、残りの討論会に追加の仕組みを加える必要があることが明確になった」と述べた。

具体的にどのような変更を検討・採用するのかは明らかにしなかったものの、「採用する変更内容を慎重に検討し、間もなく発表する」としている。

大荒れとなった90分間の討論会では、司会を務めたFOXニュースのクリス・ウォレス氏がトランプ氏に持ち時間を守るよう再三呼び掛けたものの、トランプ氏はこれを無視して何度も議論を遮り、バイデン氏にヤジを入れた。討論は横やりが目立ち、いら立ったバイデン氏がトランプ氏に「黙っていてもらえないか」と苦言を呈する場面もあった。

バイデン氏は30日、今後の討論会ではCPDが発言妨害をコントロールする方策を見つけることを望むと表明。第1回討論会でのトランプ氏の態度については「国の恥」と切り捨てた。

バイデン陣営のベディングフィールド選対副部長は29日夜、記者団に対し、バイデン氏は残りの討論会に参加する予定だと明らかにした。次回討論会はフロリダ州マイアミで10月15日に行われる予定。

一方、トランプ陣営の広報責任者はCNNに寄せた声明で、「試合中にゴールポストを動かして規則を変更するべきではない」と言及。CPDが変更を検討しているのは、前夜の討論会でバイデン氏が完敗したためだと主張した。

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