第1回大統領討論会、トランプ氏の側近は称賛 内々には懸念も

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米オハイオ州クリーブランドで行われた第1回大統領討論会=9月29日、ケース・ウェスタン・リザーブ大学/Olivier Douliery/Pool/Getty Images

米オハイオ州クリーブランドで行われた第1回大統領討論会=9月29日、ケース・ウェスタン・リザーブ大学/Olivier Douliery/Pool/Getty Images

(CNN) 米大統領選に向けた第1回討論会から一夜明けた9月30日、トランプ大統領の側近は公には称賛を口にしたものの、トランプ氏が白人至上主義者を非難しなかったことを受け、一部の側近からは有権者の離反を懸念する声も漏れた。上院唯一の黒人共和党議員、ティム・スコット氏はトランプ氏に対して白人至上主義団体を明確に非難するよう求めた。

トランプ氏は討論会で、極右の「プラウドボーイズ」を含む白人至上団体を非難するよう求められ、「下がって待機せよ」と言及。そのうえで「極左過激主義者」に話題を移し、「誰かがアンティファと左派を何とかしなくてはならない」と述べていた。

これについてトランプ氏の支持者であるスコット議員は記者団に、「言い間違いだと思う」とし、「訂正すべきだ」「訂正しないなら、言い間違いではなかったということだろう」と語った。

その後トランプ氏は釈明を図り、プラウドボーイズのことは聞いたことがなかったと主張。「プラウドボーイズが誰なのかは知らない」「だが誰であれ、下がって法執行当局に仕事をさせるべきだ」とした。

しかし、白人至上主義者からの支持を歓迎するかどうか問われると、「私は法と秩序を求める。それが私の選挙戦で非常に重要な部分だ」と述べるにとどめた。

さらに、暴力を非難しなかったのは対立候補のバイデン前副大統領の方だと改めて主張し、討論会での勝利を宣言した。ただ、討論会の評価を巡っては、トランプ氏の側近の間でも厳しい見方が出ている。

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