ユーチューブとメタ、ロシア国営メディアの収益化に制限

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ユーチューブやメタがロシア国営メディアに対し、コンテンツの収益化に制限をかけている/Thomas Trutschel/Photothek/Getty Images

ユーチューブやメタがロシア国営メディアに対し、コンテンツの収益化に制限をかけている/Thomas Trutschel/Photothek/Getty Images

(CNN) 米グーグル傘下の動画投稿サービス「ユーチューブ」と交流サイト大手フェイスブックの親会社メタがロシアの国営メディアに対し、自社のプラットフォーム上でのコンテンツの収益化に制限をかける動きをみせている。

ユーチューブは26日、「ロシア・トゥデー(RT)」など一部の国営メディアのチャンネルに対し、プラットフォーム上でのコンテンツの収益化を一時的に停止すると明らかにした。こうしたチャンネルに対する推奨も大きく制限するという。

ユーチューブによれば、こうしたチャンネルは最近の制裁と関連があり、またウクライナ政府からの要請を受けて、ウクライナ国内ではRTなどのチャンネルへのアクセスを制限した。

ウクライナのフョードロフ・デジタル転換相は26日、ツイッターへの投稿で、ユーチューブに対して、プロパガンダを行うロシアのチャンネルを遮断するよう要請したと明らかにしていた。フョードロフ氏は特に「ロシア24」「タス通信」「RIAノーボスチ通信」に言及していた。

米司法省は2017年、RTの米国部門を「外国エージェント」として登録させた。研究者によれば、RTはロシア政府のための戦略的な発信を行っているという。

メタは25日、ロシアの国営メディアが同社のプラットフォーム上で広告を流したり広告収入を得たりすることを禁止したと発表した。メタの幹部によれば、ロシア国営メディアの投稿にラベル付けを行う作業を継続するという。

ロシア政府は25日、フェイスブックが違法な検閲を実施しているとして、ロシア国内でのフェイスブックのアクセスについて部分的に制限をかけたと明らかにした。ロシア当局は、フェイスブックが一部のロシアメディアに対して取り締まりを行っているとし、ロシア市民の権利と自由を侵害していると主張していた。

ウクライナ危機が深刻化するなか、SNS企業は偽情報やロシア政府によるプロパガンダの抑制に動いている。

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