ショッピングに最適な世界の都市ベスト12
4.クアラルンプール
交通6 価格10 品揃え8 エクスペリエンス6 計30
クアラルンプールには、世界10大ショッピングモールのうちの3つがある。その中の1つ「1 Utama(ワン・ウタマ)」は世界第4位の規模を誇り、650以上の店舗が入っている。モール内には、アジア最大の屋内ロッククライミング施設、500種類の外来植物が見られる屋上の巨大庭園、コイが泳ぐ池や淡水の水槽がある屋内熱帯雨林などもある。
クアラルンプールが高得点を獲得した理由は、質の高いショッピング、手頃な価格、信頼性のある販売という3要素を兼ね備え、しかもそれが数カ月間持続する点だ。11月10日から1月1日まで行われる今年の「年末セール」はその最たる例だ。
3.ロンドン
交通6 価格6 品揃え10 エクスペリエンス9 計31
Globe Shopper City Indexによると、ロンドンは店舗数、国内外ブランドのアベイラビリティー(入手可能性)の2点で、欧州の他のどの都市にも勝っている。
ロンドンでの最高のショッピングの特徴は、大胆さ、豊富な選択肢、国際性の3つであり、その好例がロンドンの中心地に位置する老舗百貨店リバティだ。リバティと言えばチューダー様式の外装や暖炉のディスプレーが有名だが、売られている商品はモダンかつおしゃれで、有名ブランドの室内置物から実用的な台所用品、国内外のデザイナーが手掛けた服など、多岐にわたる。
2.東京
交通8 価格8 品揃え9 エクスペリエンス9 計34
東京で究極のショッピング体験ができるのはデパートだ。
新宿の伊勢丹本店は、2ブロックにまたがる8棟の建物で構成されている。伊勢丹には、英語、中国語、韓国語が話せるスタッフが常駐しており、個人客向けの通訳サービスも提供している。さらに各種コンサルティングサービスもあり、専門のコンサルタントが靴から魚に至るまで、あらゆる商品についてアドバイスしてくれる。また地下1階の食品フロアには、和食弁当からフレンチペストリーやマカロンまで、さまざまな食品が売られており、まさにグルメ天国だ。
東京では、驚くほど手頃な価格でショッピングが楽しめる。Globe Shopper City Indexによると、東京はアジアで4番目に安く買い物ができる都市だという。
1.ニューヨーク
交通8 価格7 品揃え10 エクスペリエンス10 計35
「この街のスタイルは多様性に富んでおり、おしゃれの解釈もさまざま」と語るのは、ニューヨークを拠点に活躍するファッション編集者・スタイリストのステラ・リー氏だ。
グーグル検索では発見できない知る人ぞ知る店としてリー氏が推奨するのは、ビンテージ専門店「レアビンテージ」だ。「ニューヨーク市ならではの店を探している人におすすめ」とリー氏は語る。
「この店にはギャラン、ディオール、ジバンシー、ウンガロ、ピエール・カルダン、オジー・クラークなど、さまざまなブランド品が集まっており、ここに来ればファッション史における過去1世紀のどの時代の製品でも見つかる」(リー氏)