ショッピングに最適な世界の都市ベスト12
(CNN) 買い物客の立場から言うと、買い物に頻繁に出掛けるのは面倒だ。より楽しく、満足のいく買い物ができる都市に出掛け、そこで買い物ができればそれに越したことはない。今回は買い物客の視点から世界の12都市を4つの項目で評価し、各項目を10点満点で採点した。
交通:公共交通機関の質、タクシーの安さや捕まえやすさ、移動に要する時間
価格:セールの頻度や平均価格など、どれだけお得に買い物ができるか
品揃え:ブランドの数、買い物カテゴリの範囲、高級店、デパート、ブティック、ビンテージショップ、露店の数
エクスペリエンス:都市自体の美しさ、ショーウィンドウのディスプレーや店の内装の質、店員やサービススタッフの親しみやすさや能力、飲食店や宿泊施設の充実度
12.ソウル
交通4 価格7 品揃え4 エクスペリエンス6 計21
韓国は世界で最も「買い物中毒」の国であるともされ、2011年には1人当たりのクレジットカード決済数で世界最高を記録した。商店は価格がどんなに安くてもクレジットカード決済を受け入れることを法律で義務付けられている。その結果、首都ソウルには高級デパートから24時間営業のショッピングモール、おしゃれな露店に至るまで、さまざまな種類、規模の店がひしめいている。
外国製の高級品はかなり割高だが(ただし空港は例外で、大半の海外ブランド品が手頃な価格で購入できる。仁川国際空港には世界初のルイヴィトンの免税店もある)、地元のブティックではおしゃれな品が格安で手に入る。また中古品や骨董品を探すなら、ソウル風物市場、南大門市場、京東市場がおすすめだ。
11.ミラノ
交通5 価格5 品揃え4 エクスペリエンス8 計22
ミラノは、プラダ、ドルチェ&ガッバーナ、ヴェルサーチなど、多くの有名ファッションブランドが拠点を置くファッションの中心地だ。また、クアドリラテーロ・デッラ・モーダ(流行ファッションの四角形)やクアドリラテーロ・ドーロ(黄金の四角形)と呼ばれるエリアでは、(値段は高いが)世界で最も「見た目に美しい」ショッピング体験ができる。このエリアは、多くのファッション業界関係者が世界で最も重要なファッション地区と位置付けている。
網の目のように広がる歩行者用の通りには、宝石商、ブティック、ライフスタイルを提案するショールームがずらりと並び、ウィンドウショッピングをする人々を楽しませている。
ブティックはワニ革のバッグやブラックカードを持つ金持ち向けの高級店が多いが、バーゲン目当ての客にはうれしいことに、ファッションは廃れるのも早いため、アウトレット店やセール品の棚は常に満杯だ。