空の旅に出る前に――離陸までに駐機場で起きている10のステップ
(CNN) 空港のターミナルビルに座って搭乗便を待つのは日常の風景だ。だが、旅客が建物の中で携帯電話の画面をじっと見つめているとき、駐機場では何が起こっているのだろうか。
搭乗予定の便はおそらく今到着したばかりだ。着陸後に方向転換し、到着便から出発便へと姿を変える。駐機場には車両や人員がおり、搭乗便を再び空に旅立たせる準備を整えている。
以下では到着から離陸までの10のステップを説明する。
◇
1.駐機
航空機が着陸して滑走路を離れ次第、操縦士は管制官から地上走行の指示を受け取る。大型空港は走行路のレイアウトが複雑な場合があるが、空港によっては滑走路と駐機場を備えているだけのものもある。
操縦士はターミナルに接近する際、所定のゲートを探して、地上作業員のリーダーが蛍光棒を振り始めるのを待つ。
ゲートでの駐機を助けるため誘導灯が設置されていることもある。あるいは操縦士は、単に地上作業員の指示に従うだけかもしれない。
2.駐機中の電力を供給する
飛行中は機体のエンジンが推進力と電力を供給するが、すべての旅客機は駐機時の発電を担う小型のジェットエンジンを搭載している。補助動力装置(APU)だ。