DMZ近くでサーフィンを、「38度線ビーチ」が静かなブーム 韓国

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柵や有刺鉄線が設置されている南北非武装地帯(DMZ)の海岸

柵や有刺鉄線が設置されている南北非武装地帯(DMZ)の海岸

韓国・38度線ビーチ(CNN) 韓国と北朝鮮を隔てる非武装地帯(DMZ)の近くでサーフィンを楽しみたいと思うなら、まずは有刺鉄線をくぐり抜ける必要がありそうだ。

北朝鮮国境へと続く海岸線の大部分は軍事要塞(ようさい)化されており、柵が張り巡らされ、監視カメラが設置され、監視塔がにらみをきかせている。

しかし、この地域は韓国でも有数の良い波が立つ場所でもある。韓国でもサーフィン人気が高まりつつあるが、軍事要塞のなかにサーフィンに熱心な人たちの共同体が誕生した。

イ・ヒョンジュさんが運営する「サーフィー・ビーチ」はDMZから約70キロ離れた場所にある。海とは有刺鉄線がついた高さ約2.4メートルのフェンスで隔てられている。イさんによれば、毎朝、兵士がゲートの鍵を開け、利用者が海や浜辺に行けるようになるという。

大きな嵐の後などは、北朝鮮のたばこのパックやペットボトルが海岸に打ち上げられるという。

イさんによれば、この海岸は2015年まで民間人には解放されていなかった。イさんがパートナーとともに軍や地元当局と交渉を行い、事業を行うことを認めてもらったという。

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