米朝首脳会談の舞台、セントーサ島のカペラ・ホテルとは
(CNN) シンガポールで12日に行われる米朝首脳会談の舞台として選ばれたセントーサ島の五つ星ホテル「カペラ・ホテル」。今回の会談で一躍脚光を浴びているが、旅行通の間では以前からよく知られた存在だった。
セントーサはマレー語で「平和と静寂」の意味。幾つものビーチやユニバーサル・スタジオなどのアトラクションがあるリゾート島で、クジャクが歩き回る姿はホテルからも眺望できる。
客室は112室あり、建物にはシンガポールを象徴する東西文化融合のデザインが反映されている。
植民地風の外観に現代的な内装を施し、優雅な雰囲気を漂わせるプールのデザインはインドネシアの著名建築家が手がけた。
敷地内は緑が多く、建築と自然が溶け合っている。窓からは南シナ海を見晴らすことができ、沖合には石油タンカーや巨大貨物船の姿も見える。レストランにはシンガポールでもトップクラスの料理や飲み物がそろう。
市の中心部からはタクシーでわずか数分。週末には都会の喧騒を逃れる地元住民でにぎわう。
首脳会談の場にふさわしく、ホテルには2つのプレジデンシャル・スイートがある。その1つ、「コロニアル・マナー」は伝統的な英国調の外装に、アジアの芸術や家具をあしらった内装を特徴とする。
コロニアル・マナーの建物は独立していて、一般客が立ち入ることはできず、まさに世界の首脳の会談の場としてふさわしい。