新型コロナで閉鎖した万里の長城、一部で観光再開

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万里の長城の一部で観光客の受け入れが再開された/Kevin Frayer/Getty Images

万里の長城の一部で観光客の受け入れが再開された/Kevin Frayer/Getty Images

(CNN) 新型コロナウイルスの感染拡大で閉鎖されていた中国の世界遺産、万里の長城の一部で、24日から観光客の受け入れが再開された。

万里の長城は1月25日から全面閉鎖を余儀なくされていた。このうち北京の北西約70キロに位置する「八達嶺長城」が、午前9時から午後4時まで開放される。

八達嶺は最も人気のある区間で、昨年6月には当局が観光客の数を1日6万5000人までに制限していた。

再開後は当面、入場者を通常の3割に抑える。事前に公式サイトかメッセージアプリの微信(ウィーチャット)を通し、チケットを予約する必要がある。現地では検温が義務付けられる。

微信またはモバイル決済サービスのアリペイを使ったQRコードで健康状態が良好だと証明すること、マスクを着けて互いの距離を1メートル以上開けることも条件だ。

チケット代は今月末までの閑散期が35人民元(約550円)、来月1日から10日1日までの繁忙期が40人民元で、医療従事者や現役の軍人は無料。八達嶺以外の区間やケーブルカー、長城博物館は引き続き閉鎖される。

中国では新型ウイルス感染拡大の影響で、北京の紫禁城(故宮博物院)や上海ディズニーランドも閉鎖が続いている。

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