米アンカレッジ国際空港、「世界で最も忙しい」空港に

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アンカレッジ国際空港の光景。新型コロナ流行の影響で、一部の土曜日に関して「世界で最も忙しい空港」となっている/Shutterstock

アンカレッジ国際空港の光景。新型コロナ流行の影響で、一部の土曜日に関して「世界で最も忙しい空港」となっている/Shutterstock

(CNN) 米アラスカ州にあるアンカレッジ国際空港には派手な施設やたくさんの滑走路はない。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の余波で、同空港は最近、少なくとも一部の土曜日に関しては「世界で最も忙しい空港」となっている。

空港の責任者によれば、土曜日は主力である貨物の業務が忙しい日となる一方で、旅客サービス業については最も便数が減る。

例えば、5月2日は、アンカレッジ空港では744件の航空業務を処理した。シカゴの空港は579件、アトランタの空港は529件にとどまったという。

アンカレッジ空港はまた4月25日には世界で最も忙しい空港ともなった。

国際空港評議会(ACI)によれば、新型コロナウイルスの世界的な流行によって旅客輸送は90%以上の落ち込みとなっており、需要の大部分がなくなってしまった。

一方で貨物便は増えているという。アンカレッジ空港は通常時は貨物の取扱量で世界5位に位置する。このため、アンカレッジ空港の存在感が増している。同空港の責任者も貨物に対する需要の増加を目の当たりにしていると述べた。北米で利用する新型コロナウイルスに対処するための供給品の大部分がアジアで生産されていることが主な理由だという。

アンカレッジ空港は地理的にも良い位置にあり、空港によれば9.5時間の飛行で先進工業国の90%をカバーできるという。

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