未来のスーパーヨット構想、航海だけでなく空も飛ぶ
40万立方メートルのヘリウムが詰まった気球を動かすのは、超軽量バッテリーと太陽光パネルを動力源とする8基のモーターだ。
気球部分には合わせて10の客室を設け、4カ所の橋を通って船体の中央部と行き来できるようにする。
中央部は長さ約80メートル。ここに広々とした主寝室とダイニングルーム、プールを配置する。
中央部には広々としたリビングルームやプールがある/courtesy Lazzarini
「サステイナブルな空の交通手段」という位置付けで、公共交通機関や観光目的の乗り物というより自家用機向けにデザインされた。
着水前には騒音を出さずに時速約9キロで進むことができる/courtesy Lazzarini
ラッツァリーニによると、プロジェクトはすでに大きな関心を集めている。サステイナブルな自家用機の旅はどんな形になるのか、その行方を知る手がかりになり得ると、チームは主張する。