サウジがアルコール規制変更、初の酒店オープンの報道
アブダビ(CNN) サウジアラビアの首都リヤドに同国初の酒店がオープンすると伝えられ、政府が酒類に関する新規定を導入すると発表した。
政府国際コミュニケーションセンター(CIC)の声明によると、「酒類の不正取引に対抗するため」、非イスラム教徒の外交官向けにアルコールの割り当て規制を導入する。
ロイター通信は計画に詳しい関係者の話として、非イスラム教徒の外交官のみを対象とする初の酒店を首都リヤドに開店する準備が進められていると伝えた。
CICはこの報道について、「入国時の一定量の酒類割り当てに焦点を当て、国内で酒類の無秩序な取引を引き起こしていた無規制状態を終わらせる」とCNNに説明した。
酒店の開店については言明しなかったが、新たに「規制の枠組みを導入し、外交官が受け取る酒類の不正取引に対抗する」としている。
サウジアラビアでは酒類の販売や消費が禁止されており、違反すればむち打ちや国外退去、罰金、禁錮を言い渡される可能性がある。
しかし経済の多様化を目指す構想の一環として、観光業の再編に向けた動きも進んでおり、近いうちに酒類が合法化される可能性があるとの臆測が飛び交っていた。