オバマ大統領の支持率、ロムニー氏を6ポイント上回る CNN調査
(CNN) 11月の米大統領選に向けた民主党全国大会の終了後、民主党のオバマ大統領の支持率が共和党のロムニー氏を6ポイント上回ったことがわかった。CNNと世論調査機関ORCが11日までに発表した世論調査で明らかになった。党大会が近年になく大きな効果を挙げたとみられる。
4~6日に開催された民主党大会の直前の調査で、両氏の支持率はともに48%と並んでいた。今回の調査ではオバマ氏が52%に上昇する一方、ロムニー氏が46%に低下した。
党大会による支持率上昇の効果が薄れつつあると指摘されるなか、4ポイントの上昇は近年にない快挙といえる。ロムニー氏は共和党大会後の支持率が1ポイント増にとどまり、前回大統領選の共和党候補ジョン・マケイン氏はまったく上昇しなかった。ただ過去の例からみて党大会効果は一時的な現象にとどまることが多く、民主党陣営にとってはこの勢いを本選まで維持できるかどうかが課題となる。
民主党大会の後、同党支持層で投票に前向きの姿勢を示した人は59%に上り、共和党の57%を上回った。前回調査で投票に「大変前向き」「極めて前向き」と答えた人の割合は、共和党支持層が民主党支持層を6ポイント上回っていた。
オバマ氏の好感度は57%と、2010年以来の高水準を記録。一方のロムニー氏は前回の53%から48%に落ちた。