米議会選、上院の過半数をかけた攻防に注目
(CNN) 米国の選挙デーとなった6日、大統領選と同時に上下両院選の投票も行われている。特に注目されるのは、上院の過半数獲得をかけた攻防だ。
上院(定数100)では民主党23、共和党10の計33議席を改選。47議席を握る共和党が過半数を制するためには、現状より4議席を上乗せする必要がある。景気低迷が続く中、共和党が4議席を奪取するのは容易とみられていたが、ここへ来て苦戦している状況だ。
主な原因は、共和党が地盤としてきた複数の州で予想外の防戦を強いられたことによる。特にインディアナ州の攻防は、上院のパワーバランスを占う展開となりそうだ。
同州から上院選に出馬している共和党のマードック候補は数週間前、レイプによる妊娠は神からの賜物だとする失言で、支持率が急落した。投票は米東部時間午後7時に締め切られる。もし民主党のドネリー候補が勝てば、共和党にとっては痛手となる。
メーン州の上院議員選では、引退を表明した共和党のスノー上院議員に代わって、同州知事時代に人気を誇った無所属のキング候補が選出される見通しだ。
さらにバージニア、モンタナ、マサチューセッツの各州の結果も注目される。