オバマ氏が首都と13州、ロムニー氏が18州で勝利へ
(CNN) 米大統領選は6日夜、東部から順次投票が締め切られ、開票が始まった。CNNの集計によると、米東部時間午後10時(日本時間午前12時)すぎまでの結果はおおむね予想通り。民主党のオバマ大統領が接戦州のひとつとされたニューハンプシャーなど計13州と首都ワシントン、共和党のロムニー候補が南部を中心に18州で勝利を確実にしている。
全米50州と首都ワシントンに配分された選挙人538人のうち、過半数の270人を獲得した候補が当選する。
オバマ氏はイリノイに加え、接戦が予想されたニューハンプシャー、ロムニー氏の地元マサチューセッツ、メーン、バーモント、ロードアイランド、コネティカット、ニュージャージー、デラウェア、メリーランド、ニューヨーク、ペンシルベニア、ミシガンと首都ワシントンで勝利する見通し。
ロムニー氏はウェストバージニア、サウスカロライナ、インディアナ、ケンタッキー、テネシー、ジョージア、アラバマ、ミシシッピ、アーカンソー、ルイジアナ、ノースダコタ、サウスダコタ、ネブラスカ、カンザス、オクラホマ、テキサス、ワイオミング、ユタの各州での勝利が予想されている。
獲得選挙人数はオバマ氏147人、ロムニー氏が158人と推定される。
激戦州のフロリダではオバマ氏がわずかにリード、バージニアではロムニー氏が優勢と伝えられている。
大統領選と同時に行われた連邦議会の下院選では、共和党が過半数を維持することが確実となっている。
出口調査では、有権者の60%が最重要課題として経済問題を挙げた。オバマ大統領の医療保険改革については、撤回を望む声が50%、支持するとの意見が43%だった。