町議会、全世帯の「銃保持」認める条例提案 米ジョージア州
アトランタ(CNN) 住民数が1300人の米南部ジョージア州ネルソン町の議会は9日までに、全世帯に銃保持を認める条例制定の提案を全会一致で認めた。発効すれば米国でこの種の条例を保持する2番目の自治体となる。
議会は今年4月に制定へ向けた作業を始める見通しで、住民はそれまで条例案への対応を決めることになる。条例案は、全ての世帯主が小火器や実弾を保持する内容などとなっている。
ただ、身体障害や精神疾患を抱える住民や貧困層、犯罪人、信条や宗教的な理由での銃保持の反対論者は条例の対象者から外れている。
ネルソンの警察首脳は条例の提案は憲法にも合致しており歓迎する考えを示した。
条例を提案した議員1人は、家宅侵入などを思いとどまらせる予防効果をあくまで狙ったものと説明。家族が自らの防御行為で訴追されることを懸念させないような権利の確保を目指すと述べた。
今回の条例提案については、ネルソン近くにある同州ケネソーで1982年から発効した同様の条例内容を参考したという。
ネルソンは同州の州都アトランタ近くにある。