オバマ大統領夫妻が共に失言、セクハラ批判などで謝罪や釈明
(CNN) オバマ米大統領は6日までに、カリフォルニア州の女性司法長官カマラ・ハリス氏を「米国の司法長官としては抜群の美人」と評した自らの発言が不要な混乱を招いたとして、ハリス氏に謝罪した。米ホワイトハウスのカーニー報道官が明らかにした。
オバマ氏は4日、同州で催された与党民主党の全国委員会への政治献金を呼び掛ける集会に出席した際、問題の発言を口にしていた。
発言に対し「性差別主義」「女性を容姿で判断する」などの批判が米メディアで出て、オバマ氏はワシントンに戻った4日夜、ハリス氏に電話し、謝罪したという。
ハリス長官の報道担当者は声明で、長官と大統領は長年の友人であると説明。大統領からの謝罪を認め、長官は大統領を強く支持していると述べた。
一方、ミシェル米大統領夫人は4日、米東部バーモント州のCNN系列局との会見で、自分を「多忙なシングルマザー」と言い間違える場面があり、釈明に追われた。
多忙な両親が健康的な食生活を送る必要性に触れた際の失言で、後で「シングル」との言葉を使うべきではなく、「多忙な母親」と表現すべきだったと訂正。その上で、「夫が大統領だと時々、自分が少しだけシングルと感じる時がある。彼は近くにいるのだけど」と弁明した。