銀行人質事件で容疑者射殺、人質2人は重体 米ルイジアナ州
(CNN) 米南部ルイジアナ州テンサス郡の銀行で銃を持った男が人質を取って立てこもった事件で、当局は14日までに、警察の特殊部隊が突入し、容疑者を射殺したと発表した。突入の際、人質2人が容疑者から銃撃を受け重体となっている。
警察によると、特殊部隊は容疑者から人質を殺害するとの警告を受けた後、突入したという。人質は上半身に銃撃を受け、地元の病院に搬送された。
警察は、容疑者が妄想型統合失調症を患っていたと発表。容疑者との交渉に当たった当局者は、容疑者が「声が聞こえる。頭の中から装置を外してほしい」と語っていたと述べた。
容疑者は13日午後0時半頃、テンサス・ステート銀行の支店に拳銃を所持して入った。同行の女性行員2人と男性行員1人の計3人を人質に、支店内に立てこもった。警察との交渉後、女性行員1人を解放していた。
警察によると、容疑者はカリフォルニアで生まれ、家族とともにルイジアナ州北東部に移住。家族はコンビニエンスストアを営んでいるという。