米コロラド州で嗜好用マリフアナの販売開始
新州法の下では、州の住民はマリフアナを最大1オンス(約28グラム)まで購入可能だが、ある薬局では購入希望者が殺到したため、販売量を8分の1オンスに制限した。
購入者の中にはバーモント州やアリゾナ州など他州から来た人もおり、さらにアラスカやハワイから来た人や、カナダ、オーストラリア、イタリアなど海外からの客もいた。ちなみにコロラド州外からの客は4分の1オンスしか購入できない。
このマリフアナ合法化の動きについては、米国内でも賛否が分かれている。
アメリカ自由人権協会のエドワーズ会長は、「コロラド州に続きワシントン州でもマリフアナが合法化され、さらに他の州でも合法化が真剣に検討されている。我々はこの動きを数十年に及ぶマリフアナをめぐる戦争と、それに伴う人的、財政的犠牲の終わりの始まりととらえている」と述べた。
一方、医師、政治家、教師らで構成される、マリフアナの健康的な利用を推進する組織「マリフアナの賢い利用法(SAM)」は「マリフアナの合法化により、今後アメリカ式の宣伝や販促活動が行われるだろう。しかしそれは(中毒から)回復途上の人、親、コミュニティにとって最も好ましくないことだ」と語った。