米国防長官、中国の空母「遼寧」を視察
(CNN) 米国のヘーゲル国防長官は7日、中国山東省青島の海軍基地で、外国人として初めて中国の空母「遼寧」を視察した。
米国防総省によると、視察は米国側の要請で実現した。ヘーゲル長官は2時間にわたって艦内を視察。説明を受けた後で、医療施設や居住スペース、管制センター、艦橋、飛行甲板などを回った。
国防総省のカービー報道官は同日、「ヘーゲル長官は視察に大変満足している」と述べた。長官は乗員のプロ意識に感服したと話し、中国側が要請を受け入れたことを改めて評価した。さらに「これをきっかけに米中両軍の対話をさらに進展させ、透明性を高める機会が増えることを願っている」と語ったという。
遼寧は中国が旧ソ連時代のウクライナから艦体を買い取って改修。2012年に中国初の空母として就役した。