北朝鮮、米国人男性を拘束
(CNN) 朝鮮中央通信(KCNA)は25日、亡命を求めて北朝鮮に入国した米国人男性を同国当局が今月10日に拘束したと報じた。
KCNAによると、拘束されたのはミラー・マシュー・トッド氏。トッド氏は観光ビザで入国したが、入国審査中に観光ビザを破り捨て、「亡命を求める」「北朝鮮を避難先に選んでやってきた」などと叫んだという。
トッド氏拘束の情報は、オバマ米大統領が韓国を訪問した日に報じられた。北朝鮮外務省はオバマ大統領の訪韓について、「対立をエスカレートさせ、この地域に核軍拡競争の暗雲をもたらそうとしている」と非難した。
米国務省のサキ報道官は25日、情報は得ているとして、北朝鮮で米国の利益を代表するスウェーデンと連絡を取っていることを明らかにした。
サキ報道官は、米国民の福祉と安全は国の「最優先事項」だが、この件について公表すべき新たな情報はないと述べた。