米クリーブランド警察が武器や暴力を過剰行使 司法省報告書
発作を起こして歩道に倒れ、救急隊が担架に乗せた男性が警官をののしって起き上がろうとしたため、警官が救急車の中でスタンガンを使用したケースもあった。
万引きで逮捕され、手錠をかけられた13歳の少年は、パトカーや警官の足を蹴ったために大柄の警官に両足の上にのしかかられ、鼻から血を流すまで顔を殴られ続けた。
11月22日には警官が12歳の少年に発砲して死亡させる事件があり、警察に対する非難の声が高まっていた。
ホルダー司法長官は4日、こうした問題が起きているのはクリーブランドにとどまらないと指摘、「オバマ大統領と私が述べた通り、さらなる対応が必要な時が来た。ほかにもあまりに多くの米国人が命を落としており、全米で緊急に対応すべき問題が浮上している」と語った。
調査結果を受けて司法省とクリーブランド市は、独立した立場から必要な改革の遂行を見守る役職を設けることなどを盛り込んだ合意書を交わした。