米次期大統領選、共和党は弟ブッシュ氏が有力 世論調査
ワシントン(CNN) 2016年の米次期大統領選挙に事実上の出馬表明をしたブッシュ前大統領の弟、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事は、共和党候補として支持を大きく伸ばしていることが、最新の世論調査で明らかになった。
ブッシュ氏は今月16日、フェイスブック上で大統領選への出馬を「積極的に模索する」と表明していた。
CNNと米調査機関ORCが18~21日、全米の成人1011人を対象に実施した電話での聞き取り調査によると、共和党員らからの支持率はブッシュ氏が23%とトップ。2位となったクリス・クリスティー・ニュージャージー州知事の13%を大差で上回った。
共和党の3位は医師のベン・カーソン氏で支持率7%、4位はランド・ポール上院議員とマイク・ハッカビー前アーカンソー州知事でがタイで同6%だった。
ブッシュ氏は不法移民への寛容な立場が党内保守派から批判されている。しかし調査結果によると、共和党の予備選に参加する有権者のうち69%は、考え方が自分と完全に一致しなくても「民主党に勝てる」候補者を望むと答えた。
民主党ではヒラリー・クリントン前国務長官が3分の2という圧倒的な支持を集め、2位のエリザベス・ウォーレン上院議員は支持率9%にとどまっている。
大統領選で民主党候補がクリントン氏、共和党候補がブッシュ氏となった場合にどちらを支持するかという質問では、クリントン氏を支持する人が54%、ブッシュ氏を支持する人が41%との結果が出た。