米北東部にまた暴風雪、ボストンで記録的な積雪
(CNN) 米北東部が過去3週間で3度目となる暴風雪に見舞われている。マサチューセッツ州ボストンでは9日、1月15日以降に降り積もった雪が約160センチに達した。30日間の積雪量としては、1978年の記録を抜いて過去最高となる。
マサチューセッツ、ニューヨーク、コネティカットなど北東部の各州には再び暴風雪警報が出されており、米国立測候所によれば、10日までに30~40センチの積雪が予想される。
暴風雪の後は寒気が流れ込み、12~13日にかけて再び雪が降る見通し。2月の降雪量は9日の時点で既に、史上5番目の多さとなった。
ボストンのマーティ・ウォルシュ市長は8日、再び非常事態を宣言して路上駐車を禁止し、住民に外出しないよう呼びかけた。学校は9~10日が休校となった。市長は「今回のような暴風雪は前例がない」「ボストン史上、市内でこれほどの雪は見たことがない」と話している。
マサチューセッツ湾交通局も9日午後7時から列車の運行を停止し、10日は終日運休する。
空の便は8日、米国に離着陸する700便以上が欠航となり、9日は午後の時点で1900便が欠航となった。
ボストンのローガン国際空港は営業しているものの、ほとんどの便は欠航になっている。