米国土安保省、土壇場で閉鎖回避 1週間の予算可決
一方、上院では27日、共和党が法案から移民制度改革阻止条項を切り離す妥協を見せ、下院より長期の法案を可決していた。
これら共和党の譲歩は、同省が閉鎖に追い込まれ治安維持が危ぶまれる事態になった場合、世論がその責任を同党にかぶせるとの懸念があった。CNNが先週発表した世論調査結果では、米国民の53%が閉鎖の責任は共和党、30%はオバマ大統領にあると回答していた。
下院の共和党議員によると、今回の採決などでの対応をめぐり、ベイナー議長(共和党)の指導力への批判が出ており、保守派議員の間では議長の交代を求める動きが出ているという。