米NY州の原発で火災、1基停止 安全上の問題は発生せず
インディアンポイント原発はニューヨーク市マンハッタン地区から北へ約80キロ離れた地点に位置する。火災発生で原発周辺の上空には黒煙が立ち上ったという。
今回の事故を受け、ウェストチェスター郡やニューヨーク州の州警察など多数の緊急事態対応当局が出動。原子力規制委員会の報道担当者は、対応した要員3人が原子炉の冷却などの処理に当たったと述べた。火災原因を調べる方針。
同州のクオモ知事も原発を訪れ、事故の説明を受けた。知事は「小規模な事故だが、非常に深刻な状況ととらえている。原発での事故であり軽視すべきものではない」と語った。
同原発は、ニューヨーク市とウェストチェスター郡の電力需要の約25%を供給している。