米加州で石油パイプライン破損、海岸を汚染
プレーンズ社によれば、パイプラインから流出した原油は地下排水路を経由して太平洋に流れ込んだという。排水路は封鎖されたため、すでに原油の流入は止まっている。
原油はEPAの管轄である陸上のパイプラインから流出し、沿岸警備隊の管轄である海に流れ込んだ。原油流出事故でこのようなケースは珍しく、両者の連携した取り組みが不可欠な状況となっている。
カリフォルニア州も船を出し、原油の回収やオイルフェンスの設置に当たっている。
一方でEPAは、一般市民に対し原油の清掃を行わないよう求めている。海岸に人が入ると「清掃に当たり必要かつ適切な道具、装備、人員、態勢の検証ができなくなる」というのがその理由だ。
リフュージオ・ステート・ビーチはサンタバーバラから30キロほど離れた手つかずの自然が残る美しい海岸。キャンプの名所としても知られている。