53人搭乗の飛行機から火の手、全員無事 米空港
(CNN) 米テネシー州ナッシュビルの国際空港で7日朝、乗客乗員53人を乗せた航空機から一時的に火の手が上がる事故があった。負傷者は出ていない。
火の手が上がったのは米デルタ航空が運行するスカイウエスト便のCRJ―200型機。中部夏時間の午前6時34分に離陸し、米オハイオ州のシンシナティに向かう予定だった。
空港の広報担当者によると、同機はエンジンをかけた直後、まだ滑走路に進入しないうちに補助動力装置で火の手が上がった。エンジンを切ると自然に鎮火したという。同機は発着ゲートに戻され、乗客全員を機体から降ろす措置が取られた。
デルタ航空は今回の事故について、炎が上がったものの継続的な火災ではなく、緊急事態宣言も出されなかったと説明。原因については、「エンジン後方から排出されるテールパイプ内のやや過剰な燃料から発火した」と述べた。技術者が同機を検査中で、乗客には振り替え便を提供する対応を行ったという。